日高見工務店の家造り

健康に快適に住める家

    日本の家でお風呂での溺死者数は毎年14000人にものぼると推計されています。これは2010年の交通事故死者数4863人の約3倍にもなります。溺死者数のほとんどがお年寄りです。

    冬場に事故が集中します。溺死の原因はヒートショックによる虚血性心臓疾患や脳血管生涯です。

    これからの家は、家の中の温度差が小さくて、快適で健康的な家にすべきと考えます。

    ▲上に戻る

    省エネで快適で地球に優しい家。Dot住宅とは…

      地球温暖化が着実に進行しつつある今、寒冷地における暖房エネルギーの削減は必須です。厳寒の冬、家を暖かくするために暖房をガンガン焚けばいいのですが、これでは燃料費がたくさんかかるし、CO2を大量に発生させてしまいます。

      次世代省エネルギー基準では、北海道などの?地域で熱損失係数Q値が1.6W/m2K以下、岩手などの?地域でQ値1.9W/m2K以下という基準になっています。しかし、その基準の家で全館暖房すると、北上市の40坪程度の家でも年間約1400リットルの灯油が必要になります。それならば、オール電化にすれば灯油は必要ないじゃないですか?

      しかし、電気を作るために、遠く離れた発電所でその2.7倍のエネルギーが消費されていることを、私たちは自覚しなければなりません。

      Dot住宅は次世代省エネルギー基準をはるかに上回る超高性能です。Q値が1.0W/m2K以下(少数点以下なのでDotといいます。)の住宅をいいます。熱損失係数が小さいほど、必要な暖房エネルギーが少なくてすむことを意味します。

      建物の断熱気密性能をどんどん高めていくと、建物から逃げる熱が小さくなります。さらに、窓からの太陽の陽射しを建築的にうまく取り入れたり、電化製品、照明器具、人体からの発生熱も有効に利用することで、建物内の温度はかなり保てるようになります。真冬でも天気のいい日は暖房がまったくいらなくなります。小さな暖房があれば、岩手の冬も快適に暖かく暮らせる家になります。

      建物の熱損失を小さくするために、壁などの断熱を強化する、サッシの性能をあげる、熱交換換気の採用、などの対策が必要になってきます。また、隙間風による熱ロスをできるだけ小さくするために、気密を少なくてもC値0.5cm/m2以下にすることが必要です。

      ▲上に戻る

      Dot住宅で暖房エネルギーが1/3になる

      41坪の家を全館暖房するのに必要な年間灯油消費量をシミュレーションすると、次世代省エネルギー基準ぎりぎりでは約1400リットル、Q値1.0W/Km2では約500リットルとなり、年間900リットルもの灯油が節約できます。

      夏場に暑くならないか心配ですか?心配無用です。高気密住宅は、窓を少し開ければただの家です。屋根、壁、天井からの熱の侵入はきわめて小さく、窓ガラスからの熱の侵入がほとんどなので、開口部の工夫がポイントになってきます。
      庇やすだれ、緑化などによる開口部の日差しを防ぐ工夫と、風を通すことで快適に過ごせます。夜間の窓開けによる冷蓄熱も効果的です。クーラーもよく効きます。

      ▲上に戻る

      北欧の省エネ住宅

      より省エネで快適な住宅を実現しようという取り組みは、日本だけでなく、むしろドイツやスイスや北欧で、官民あげて強力に推進されています。これは住宅における地球温暖化防止対策を推進させ、しかも、生活の質を低下させないための取り組みです。国土のほとんどが寒冷地であるこれらの国は、日本のレベルとは比べ物にならないほど進んでいるし、厳しい基準になっています。岩手で家をつくろうとするとき、大いに参考にすべき内容があります。

      スイスのミネルギーハウス基準は、住宅をあらゆる面で検討し、省エネを図るという点で画期的です。しかも建設コストは従来型の家と比べてプラス10%以内ということが明記されています。省エネで快適な家をつくるために、断熱気密だけではなく、建築的な太陽光利用、暖房や換気などの住宅設備、太陽光発電、省エネ家電、給湯設備、ヒートポンプなど、多くの検討項目があることを、具体的に示しています。

      ▲上に戻る

      地方工務店が取り組んでいる

      日本では人口の大部分が関東以西の比較的温暖地にすんでいるので、国や大手ハウスメーカーが、暖房エネルギーの削減にあまり熱心ではないという側面があるようです。しかし、岩手県は寒すぎます。東北北部や北海道などの寒冷地では、住宅の省エネと快適性を、地域の視点で考えなければいけないと思います。

      新住協のQ1.0住宅やドットプロジェクトのDot住宅の取り組みは、地域の工務店が、地域に必要な家を提供できるのは地域の工務店しかないという心意気が感じられます。

      大手メーカーがなんでも技術的に優れていると勘違いされている方が多いと思いますが、そうとも限りません。

      弊社は、新築住宅の気密を全棟0.5cm2/m2以下になるよう品質管理しています。弊社以外でもこのような品質管理できる工務店が、岩手県で数社、北海道では数十社もあります。しかし、大手ハウスメーカーができてる話を知りません。意外に難しいのです。北海道最大手で外断熱工法を採用している某TYホームでさえ、できてません。ましてや全国区のSハウスやMホームはできないはずです。知識と技術が必要なのです。メーカーの研究技術トップがわかっていても、すべての現場で実践するのは容易ではありません。大手にできないで地方工務店ができるのは、研究熱心な社長や技術のトップが、設計から現場の施工までをしっかり管理しているからできているのです。

      ▲上に戻る

      Dot住宅は人と環境にやさしい

      寒冷地では、暖房エネルギーを大幅に少なくすることが、地球温暖化防止対策に有効です。Dot住宅は、暖房エネルギーを、確実に大幅に削減できます。しかも厳寒期でも、少しの暖房で、健康的に快適に過ごすことができます。

      日高見工務店はDot住宅をベースに、太陽エネルギーの活用(パッシブソーラー、太陽熱給湯器など)、省エネ設備の採用、太陽光発電、バイオマスエネルギーなどの利用で、省エネ性を高め、ゼロ・エネルギー住宅も実現しています。

      国の「低炭素社会に向けた住まい方の推進に関する工程法」では「2020年までにゼロ・エネルギー住宅」が普通になってくるでしょう。

      省エネの家は、50年、70年、あるいは100年、その家に人が暮らすほど、地球にやさしい家になります。これから家の新築を考える方は、ぜひ検討してください。建築費は、思ってるほど高くないはずです。

      ▲上に戻る

      カテゴリー
      エコハウスコンテストいわて エコハウスビルダーマップ エコハウスビルダーマップ