日高見工務店の家造り

家が腐る

【日本の住宅の平均寿命】

 日本の住宅の平均寿命は、何年だと思いますか?

ご存知の通り、日本は世界一の長寿国です。平成16年の0歳児の平均余命は女性85.59歳、男性78.64歳です。(平成十六年 厚生労働省データ)

ところが、住宅に関してはひどいものです。アメリカ44年、イギリス75年に対して、日本はなんと26年です。「一生に3回家を建てなければ本当にいい家はできないなど」といわれますが、計算上はまさにそのとおりになっています。

家を解体する現場に立ち会ってみると、床や土台が腐っていたり、外壁をはがすとグラスウールが真っ黒に変色して柱が腐っているという光景はよく見られます。これは土壌からの湿気や壁内結露によるものです。

これまで日本では、老朽化や陳腐化などで、せっかく建てた住宅を短期間で壊して、新しい住宅を建ててきました。貧しかった戦後から高度経済成長時代にかけて、質よりも量を優先させて、とにかく家をつくってきたために、住宅の質がよくなかったということもあります。

しかし、これからは環境の時代です。家は長持ちするものにしなければなりません。

 

 

 【家がすぐ腐る】

ほとんどの家に断熱材が入っているはずです。断熱材は省エネのために入れるわけですが、使い方を誤ると、とんでもないことになります。内部結露という家の病気を発生させるのです。

内部結露は冬の間シーズンを通して発生し続けるので、グラスウールはぐしょぐしょになり、周囲の木材はそのうちグサグサに腐ってきます。春になれば腐った木材にシロアリがやってきます。ほんとにおそろしいことです。

 家が腐る-日本の住宅の平均寿命は20年-
家が腐る-日本の住宅の平均寿命は20年-

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