国は、2020年までに標準的な新築住宅をゼロ・エネルギー化する計画です。2012年から始まったゼロ・エネルギー化推進事業には全国から14,000戸以上の応募があり、1,400戸が採択されました。競争率が実に10倍の超難関でした。ゼロ・エネルギーは住宅の省エネ化を追求し、太陽光発電を設置することで実現できます。
◎ドット住宅がベース
弊社の提案するゼロ・エネルギー住宅は、Q値が1.0/?Kをきる高性能住宅がベースとなっています。高性能化により暖房エネルギーが次世代省エネクラスの1/3ですみます。さらにパッシブデザインを取り入れ、高効率のヒートポンプ暖房を利用して、暖房エネルギーを徹底的に減らします。
給湯エネルギー削減には高効率エコキュートを採用、貯湯タンクを室内に設置して熱ロスをなくし、節湯水栓を採用するなどしています。
照明エネルギー削減にはLED照明の採用、センサー付照明、照明器具の分散化などの工夫をしています。
◎HEMSによるエネルギーの見える化
HEMSを採用しているので、いつどこでどれだけエネルギーを消費しているかがわかります。無駄なエネルギーの削減につながります。
◎太陽光発電 6.24kw
省エネ努力と太陽光発電設置によりエネルギー消費削減率が121.7%という大幅な削減率を達成することができました。
◎住んでみて
各部屋にはパネルヒーターが設置され、30?35℃の低温水でもとても快適との感想をいただいています。夏もバルコニーと庇で日よけ効果があり、さらにハニカムブラインドで遮光することによりエアコンなしでも涼しく過ごせたようです。
ゼロエネ事業に採択されたことにより、エネルギー使用実績の報告義務があり、ゼロエネのデータを取得中です。
◎建築データ
<設備>
給湯/Panasonic エコキュート寒冷地用
暖房/三菱エコヌクールピコ40による低温水パネルヒーター
補助暖房/Panasonic エネチャージ
換気/第一種熱交換換気システム スティーベルLWZ170
太陽光発電/長州産業 6.24kw
HEMSシステム
EVコンセント
<建物性能>
熱損失係数/Q値 0.83W/?K
気密性能/C値 0.3cm2/?