◎高性能Q1.0に再生可能エネルギー
ペレットストーブと太陽光発電でゼロエネルギー化
大堤のゼロエネ住宅とほぼ同じ仕様です。
大堤の家では1年間お住まいいただいて大幅なゼロエネルギーを達成した実績がありますので、この家もゼロエネルギーを達成すると思われます。
エネルギーの計算は、一次エネルギーに換算して行います。一次エネルギー換算係数は電気が2.7、ペレット0.2なので、電気ヒーター系は圧倒的に不利(エネルギーをたくさん使っていることになる)、再生可能エネルギーのペレットは有利(エネルギーをあまり使わないとみなされる)になります。だからといってペレットをたくさん使っては意味がありません。住宅を高性能化して少量のペレットで快適に過ごせるようにするというのが正解だと思います。
◎ペレットストーブ1台で家中快適
といいたいところですが、なかなか難しい。選んだペレットストーブがサイカイの「DK12」でFFタイプなのですが、煙突のようなところに燃焼ガスを循環させて加熱し、放熱するとういう仕組みになっています。なかなかユニークなデザインです。ところが、小火力で燃焼するのが得意でないらしく、ペレットストーブを使い続けると暑くなってしまうのです。ですので、暑くなる前に消して室温の維持にはエアコンを使うということにしています。寒さが厳しくなったらもう少し長時間使えるようになると思います。
◎建築データ
外壁/県産杉板
内壁/わらすさ入珪藻土プラスター
床/パインフローリング
<設備>
給湯/東芝 エコキュート 370 L 寒冷地用
暖房/ペレットストーブ サイカイDK?12
補助暖房/Panasonic エネチャージ
太陽光発電/京セラ 8.4kw
換気/第一種熱交換換気システム スティーベルLWZ170
<建物性能>
熱損失係数/Q値=1.0W/㎡K以下
気密性能/C値=0.3cm2/㎡